フランス航空宇宙軍来日 [ミリタリー]
先月7/28に訓練で来日中のフランス航空宇宙軍が、所沢で航空自衛隊との記念式典に合わせて飛行展示をするというので所沢航空記念公園に行ってきました。
所沢航空記念公園は日本の飛行機黎明期に飛行場があったこと、フランスのアンリ・ファルマン機も飛んたこともあってか、今回の式典会場に選ばれたのかもしれません(あと入間基地も近いので)。
今回の訓練ではフランスの戦闘機ラファールも来ているので、平日とはいえ結構な人が集まっていました。
飛行展示の最初は空自のC-2で、その次にフランス航空宇宙軍のA400Mが飛んできました。よくみるC-130とは違う音がして迫力もありました。
そしてラファールの飛行。
空自の戦闘機とは違う音で、シャープな機体が飛び去っていきました。
もうちょっと見たかったんですが、外国の市街地ですし派手な動きは控えたのでしょう(多分)。
あと空自の機体はF-2とF-15が飛来しました。
久しぶりの戦闘機、やっぱりかっこいいですね。
所沢航空記念公園は日本の飛行機黎明期に飛行場があったこと、フランスのアンリ・ファルマン機も飛んたこともあってか、今回の式典会場に選ばれたのかもしれません(あと入間基地も近いので)。
今回の訓練ではフランスの戦闘機ラファールも来ているので、平日とはいえ結構な人が集まっていました。
飛行展示の最初は空自のC-2で、その次にフランス航空宇宙軍のA400Mが飛んできました。よくみるC-130とは違う音がして迫力もありました。
そしてラファールの飛行。
空自の戦闘機とは違う音で、シャープな機体が飛び去っていきました。
もうちょっと見たかったんですが、外国の市街地ですし派手な動きは控えたのでしょう(多分)。
あと空自の機体はF-2とF-15が飛来しました。
久しぶりの戦闘機、やっぱりかっこいいですね。
ブルーインパルス [ミリタリー]
2019-10-07 [ミリタリー]
2018年観閲式 [ミリタリー]
マリーンワン [ミリタリー]
輸送防護車 [ミリタリー]
先週の土日に陸上自衛隊広報センターで新導入の輸送防護車が展示してありましたので撮影してきました。
輸送防護車はオーストラリアのブッシュマスター装甲車でして、主に海外での邦人救出などを想定しての導入のようです。
自衛隊にも装甲車両はありますが、対地雷・IED対策を本格的に取り入れたブッシュマスターを購入した方が良いと判断したのは、実戦での戦闘の形態が急速に変化しているせいでもあると思われます。
実際車両を前にすると大きさに圧倒されます。装甲板と防弾ガラスに覆われたボディは軽装甲機動車を大きくして更に重装甲化したようなイメージです。
この輸送防護車のポイントとしては対地雷対策が車体の底がV字形状になっているところです。
輸送防護車はオーストラリアのブッシュマスター装甲車でして、主に海外での邦人救出などを想定しての導入のようです。
自衛隊にも装甲車両はありますが、対地雷・IED対策を本格的に取り入れたブッシュマスターを購入した方が良いと判断したのは、実戦での戦闘の形態が急速に変化しているせいでもあると思われます。
実際車両を前にすると大きさに圧倒されます。装甲板と防弾ガラスに覆われたボディは軽装甲機動車を大きくして更に重装甲化したようなイメージです。
この輸送防護車のポイントとしては対地雷対策が車体の底がV字形状になっているところです。
スイス軍鋲付き軍靴 [ミリタリー]
スイス軍の1953年製鋲付き軍靴を海外から購入しました。
デッドストック品だったので靴墨はなくなめし革のまんまです。
タンナーのスタンプも残っております。スイス軍の軍靴は後のモデルも表革をインナーに使っているので裏革が表面になっています。
スタンプ消えちゃうのは勿体無いなぁ思いつつ、それだと履けないので靴墨塗ります。
革の状態は悪くなかったので水につけて丸洗いしてから自然乾燥、半乾きでクリーム塗ってからの靴墨です。
実際スイス軍だと黒い靴墨かと思うのですが、黒はいつでも黒にできるのでまず濃い茶色を塗ってみました。62年前の革でもデッドストックで状態がいいと今でも履けるくらいしっかりしております。
基本的に裏革なんですけど、タンとヒールのバックステーだけは表革を使用しています。
靴底にはびっしりと鋲が打ってあります。ドイツ語で靴、と何かスタンプがありますね。
50年代のデッドストックが残っているだけでもありがたいんですが、消耗品扱いの軍靴がなんで残っていたのかと想像するに、このくらいの時期からラバー製ソールへ切り替えたのでは?と思っています。
勿論、重くてゴツいですがカッコいい靴であります(思い切り主観)。
デッドストック品だったので靴墨はなくなめし革のまんまです。
タンナーのスタンプも残っております。スイス軍の軍靴は後のモデルも表革をインナーに使っているので裏革が表面になっています。
スタンプ消えちゃうのは勿体無いなぁ思いつつ、それだと履けないので靴墨塗ります。
革の状態は悪くなかったので水につけて丸洗いしてから自然乾燥、半乾きでクリーム塗ってからの靴墨です。
実際スイス軍だと黒い靴墨かと思うのですが、黒はいつでも黒にできるのでまず濃い茶色を塗ってみました。62年前の革でもデッドストックで状態がいいと今でも履けるくらいしっかりしております。
基本的に裏革なんですけど、タンとヒールのバックステーだけは表革を使用しています。
靴底にはびっしりと鋲が打ってあります。ドイツ語で靴、と何かスタンプがありますね。
50年代のデッドストックが残っているだけでもありがたいんですが、消耗品扱いの軍靴がなんで残っていたのかと想像するに、このくらいの時期からラバー製ソールへ切り替えたのでは?と思っています。
勿論、重くてゴツいですがカッコいい靴であります(思い切り主観)。
シュミット・ルビン K31カービン/無可動銃 [ミリタリー]
シュミット・ルビンK31カービン購入。無可動実銃です。
K31はスイスが1931年から製造を始めたスイス軍の正式カービン銃です。
最初のモデルM1889ライフルから一貫してストレートプル方式を採用しており、このK31で実用面でも安定した作動を実現しています。
開発史的なものに興味がある方はネットで調べて頂くとして、この入手モデルについてのインプレなどを書いていきます。
尚、無可動実銃を合法的に所持するためにレシーバー等に後加工されていますが、勿論完動品の実銃にはそういう加工はありません。この点もその都度説明はしませんのであしからず。
レシーバー部左側面です。
レシーバー右側面です。コッキングハンドルがあります。ハンドル下にあるレバーはボルトリリースのレバーで、可動銃であればレバーを押し下げたままボルトを引くとボルトが外れる構造になっています。
バットストックにスイス軍刻印があります。ストックの材質はブナ材です。現品は戦後のモデルなのでブナ材ですが1946年以前はウォールナット材が使用されています。色もひと目で違った材質です(赤茶っぽい)。
フロントバンドにはバヨネットラグと叉銃フックがあります。
下面。弾倉は脱着式の6発です。弾倉式なのですが英軍のSMLEと同じく運用としてはマガジン交換ではなく通常のボルトアクションライフルと同じくクリップで装填するのが一般的だったようです。
あと、ストックの右面(ハンドル側)が膨らんでおり、左右非対称であることがわかります。側面の写真をみてもらうとわかりますが、指掛けの位置も左右で前後して溝が彫られています。
レシーバー後部。リング状のものがセフティレバー等の機能を持っています。
レシーバー上面。リアサイトの目盛は1500mまであります。
分解するつもりはなかったのですが、フロントのスイベルが逆に組み付けてあったので分解しました。フロントバンドはヒンジになっているのがわかります。
バレルはフロントに一部を除いてフローティングになっています。
バットプレートはスチールの一枚です。
面白い特徴としてプレート下に貸与された人の名前と番号が表記された紙が入っています。これは多くのK31放出品に観られるみたいですが、国民皆兵の国らしい特徴ですね。ちなみに後継モデルであるStgw.57には予めネームプレートも装備されています。
製造年はレシーバーではなくストックに刻印されています。K31の最終ロットは1958年だそうです。
弾倉です。
マズルキャップを装着。真鍮のキャップにスチールのバネ性でフロントサイトに固定しています。
K31の前のモデルM1911も同様の構造ですが長さが違うので互換性はありません。K11との互換性はありえそうですけれど・・・?
スリングを装着。スリングにはスチールのフックが無いタイプもありますが、フックがあるタイプは戦後ではないかと推測しています。現品は1955年製です。※1944年製でフック付きを確認しました。(追記:2015.7.8)
スイス軍の山岳リュックにK31を差してみました。スイス軍山岳部隊では戦後このリュックでスキー移動などを行っていたようです。
ただ、一見便利そうですがのちのリュックでは銃用のポケットは廃止されていますので、使い勝手になにか不具合があったのかもしれません。スイス軍のマラソン「ヴァッフェンラウフ」では銃を背負って走るのですが、そういうイベントで使われている写真もみかけます。運ぶには良いけど即応性に問題があったのかも、と想像しております(結構抜きにくいので)。
いつもより写真多めですが、K31は好きな銃なので嬉しさ故です(笑)
スイス軍の銃はブルーイングも軍用銃ながら綺麗ですし、加工も良いのでみていて惚れ惚れします。さすが精密機械の国だなぁと勝手に感心します。
<6.14追記>
Stgw.57と全長を比較してみました。
ほぼ同じ長さというのが意外でした。実測ですがK31は約1100ミリです。
K31のクリーニングキットです。メッシュの網はスラグを取るためのものかと思います。ミラーも付属していますが、同様の物がStgw.57のクリーニングキットにも付属しているのが面白いですね。
K31はスイスが1931年から製造を始めたスイス軍の正式カービン銃です。
最初のモデルM1889ライフルから一貫してストレートプル方式を採用しており、このK31で実用面でも安定した作動を実現しています。
開発史的なものに興味がある方はネットで調べて頂くとして、この入手モデルについてのインプレなどを書いていきます。
尚、無可動実銃を合法的に所持するためにレシーバー等に後加工されていますが、勿論完動品の実銃にはそういう加工はありません。この点もその都度説明はしませんのであしからず。
レシーバー部左側面です。
レシーバー右側面です。コッキングハンドルがあります。ハンドル下にあるレバーはボルトリリースのレバーで、可動銃であればレバーを押し下げたままボルトを引くとボルトが外れる構造になっています。
バットストックにスイス軍刻印があります。ストックの材質はブナ材です。現品は戦後のモデルなのでブナ材ですが1946年以前はウォールナット材が使用されています。色もひと目で違った材質です(赤茶っぽい)。
フロントバンドにはバヨネットラグと叉銃フックがあります。
下面。弾倉は脱着式の6発です。弾倉式なのですが英軍のSMLEと同じく運用としてはマガジン交換ではなく通常のボルトアクションライフルと同じくクリップで装填するのが一般的だったようです。
あと、ストックの右面(ハンドル側)が膨らんでおり、左右非対称であることがわかります。側面の写真をみてもらうとわかりますが、指掛けの位置も左右で前後して溝が彫られています。
レシーバー後部。リング状のものがセフティレバー等の機能を持っています。
レシーバー上面。リアサイトの目盛は1500mまであります。
分解するつもりはなかったのですが、フロントのスイベルが逆に組み付けてあったので分解しました。フロントバンドはヒンジになっているのがわかります。
バレルはフロントに一部を除いてフローティングになっています。
バットプレートはスチールの一枚です。
面白い特徴としてプレート下に貸与された人の名前と番号が表記された紙が入っています。これは多くのK31放出品に観られるみたいですが、国民皆兵の国らしい特徴ですね。ちなみに後継モデルであるStgw.57には予めネームプレートも装備されています。
製造年はレシーバーではなくストックに刻印されています。K31の最終ロットは1958年だそうです。
弾倉です。
マズルキャップを装着。真鍮のキャップにスチールのバネ性でフロントサイトに固定しています。
K31の前のモデルM1911も同様の構造ですが長さが違うので互換性はありません。K11との互換性はありえそうですけれど・・・?
スリングを装着。スリングにはスチールのフックが無いタイプもありますが、フックがあるタイプは戦後ではないかと推測しています。現品は1955年製です。※1944年製でフック付きを確認しました。(追記:2015.7.8)
スイス軍の山岳リュックにK31を差してみました。スイス軍山岳部隊では戦後このリュックでスキー移動などを行っていたようです。
ただ、一見便利そうですがのちのリュックでは銃用のポケットは廃止されていますので、使い勝手になにか不具合があったのかもしれません。スイス軍のマラソン「ヴァッフェンラウフ」では銃を背負って走るのですが、そういうイベントで使われている写真もみかけます。運ぶには良いけど即応性に問題があったのかも、と想像しております(結構抜きにくいので)。
いつもより写真多めですが、K31は好きな銃なので嬉しさ故です(笑)
スイス軍の銃はブルーイングも軍用銃ながら綺麗ですし、加工も良いのでみていて惚れ惚れします。さすが精密機械の国だなぁと勝手に感心します。
<6.14追記>
Stgw.57と全長を比較してみました。
ほぼ同じ長さというのが意外でした。実測ですがK31は約1100ミリです。
K31のクリーニングキットです。メッシュの網はスラグを取るためのものかと思います。ミラーも付属していますが、同様の物がStgw.57のクリーニングキットにも付属しているのが面白いですね。
英軍時計 パルサー [ミリタリー]
英軍の官給品時計のパルサー購入。
パルサーはセイコーの海外向けブランドの一つで、これは英軍に採用されていたモデルです。英軍の官給品時計といったらCWCのG10が一般的に知られていますがパルサーでも作られていたようです。
2009年のロットなのでイラク戦争でも使われていた可能性もあります。
外装はホーニングのSUSケースにフラットな無機ガラス、3気圧防水と特に変わった仕様ではありません。ただミリタリー時計特有なバンド固定ピンをケースに鑞付けにしているタイプで、一般的なバネ棒は使用していません。バンド幅は20ミリが合います。
外寸は36.7x41.6、ベゼル外径はΦ33.7です。ケース高さは計測器がないのでおおよそですが6.7くらいです(裏蓋含まず)。
文字板はつや消し黒の塗装がベースで、白印刷、アラビア数字と12箇所インデックスが根本特殊化学のルミノーバ(N夜光)で印刷されています。
ルミノーバは放射性物質を含まない蓄光性夜光顔料ですから、文字板面は「L」の表示になっています。ちなみにトリチウムの時は「T」プロメチウムの時は「P」表示だったかと思います(うろ覚えですが;)。
針はシルバーのベースにルミノーバの塗料が塗布されています。
ムーブメントは日付表示付きの7N32Cで、外販ムーブメントではVX32が相当しますので、もしものメンテナンスの時も安心です。電池はSR920SWです。
裏蓋内にはおそらく耐磁板らしいものが貼られています。一回メンテしたマーキングもあります。
昨日Twitterでテキトーな事言ってましたが、香港セイコーで受注製造したようですね。ここで訂正。
何の変哲もない時計ですが、実用的には見やすいですし、針もしっかり目盛上に乗るのでわかりやすくて良いです。
パルサーはセイコーの海外向けブランドの一つで、これは英軍に採用されていたモデルです。英軍の官給品時計といったらCWCのG10が一般的に知られていますがパルサーでも作られていたようです。
2009年のロットなのでイラク戦争でも使われていた可能性もあります。
外装はホーニングのSUSケースにフラットな無機ガラス、3気圧防水と特に変わった仕様ではありません。ただミリタリー時計特有なバンド固定ピンをケースに鑞付けにしているタイプで、一般的なバネ棒は使用していません。バンド幅は20ミリが合います。
外寸は36.7x41.6、ベゼル外径はΦ33.7です。ケース高さは計測器がないのでおおよそですが6.7くらいです(裏蓋含まず)。
文字板はつや消し黒の塗装がベースで、白印刷、アラビア数字と12箇所インデックスが根本特殊化学のルミノーバ(N夜光)で印刷されています。
ルミノーバは放射性物質を含まない蓄光性夜光顔料ですから、文字板面は「L」の表示になっています。ちなみにトリチウムの時は「T」プロメチウムの時は「P」表示だったかと思います(うろ覚えですが;)。
針はシルバーのベースにルミノーバの塗料が塗布されています。
ムーブメントは日付表示付きの7N32Cで、外販ムーブメントではVX32が相当しますので、もしものメンテナンスの時も安心です。電池はSR920SWです。
裏蓋内にはおそらく耐磁板らしいものが貼られています。一回メンテしたマーキングもあります。
昨日Twitterでテキトーな事言ってましたが、香港セイコーで受注製造したようですね。ここで訂正。
何の変哲もない時計ですが、実用的には見やすいですし、針もしっかり目盛上に乗るのでわかりやすくて良いです。